2017年に自家焙煎を始めて以来、「本当に美味しい一杯」を求めて試行錯誤を重ねてきた小さな焙煎所です。店主はピアニスト、鐵百合奈(てつゆりな)。ピアノと同じくらい、焙煎にものめり込み、現在は浅煎りを中心に、豆の個性を引き出す焙煎を追求しています。
手軽に淹れられるドリップバックや、音楽をテーマにした焙煎豆の定期便(サブスクリプション)など、日常のコーヒー体験をより豊かにする取り組みを行っています。
はじまりは、台所の小さな焙煎から
自家焙煎を始めたのは2017年。
お茶を自分で煎るのが日常だった祖母や母の背中を見て育ち、私にとって「豆を煎ること」はごく自然な営みでした。
最初はフライパンや手網、焙烙などで焙煎を楽しんでいましたが、本格的に大量焙煎に取り組むようになったのは、「本当に美味しいデカフェが飲みたい」という思いからでした。
市販のデカフェ豆はどうしても“味が抜けた”ように感じられ、満足できずにいたある日、思いがけず出会ったのが、期待をはるかに超える味わいのデカフェでした。
その一杯で「デカフェでもここまで美味しいのか!」と衝撃を受け、焙煎に対する姿勢が大きく変わりました。
一杯の中に、豆の個性を
それ以来、デカフェに限らず、あらゆるグレードの高い生豆に向き合い、それぞれの個性を最大限に引き出す焙煎を追求しています。
特に近年は浅煎り豆の魅力にのめり込み、華やかな酸味や果実のような香りを活かした焙煎を日々研究中。
浅煎り豆はエスプレッソ抽出やミルクとの相性も抜群で、カフェラテにするとまた格別の味わいです。
「飲みやすさ」と「香り」を両立させたい
現在のメイン商品は、飲みやすく、香り高い中浅煎りをご提案しています。
日々のコーヒータイムに安心して楽しめる味わいでありながら、
一口目でふっと広がる華やかな香りや、豆ごとの表情の違いに気づいていただけるよう、焙煎度合いや火の入り方には細かく調整を加えています。
浅煎りは、きっと新しい体験になる
「深煎りしか飲んだことがなかった」という方にとって、浅煎りへの入口になるような豆づくり。
そして、コーヒーという飲みものの奥深さや、焙煎によって生まれる豊かな表現の可能性を、もっと多くの人に伝えていけたら――。
そんな思いで、焙煎に向き合っています。
くろがね焙煎研究所の商品について
ラインナップには、浅煎り・中煎りのシングルオリジンを中心に、ブレンドや高品質デカフェ、ドリップバッグなどもご用意しています(※準備中の商品もございます)。
くろがね焙煎研究所オリジナルのさまざまな焙煎豆を継続して楽しんでいただける、定期便(サブスクリプションプラン)もおすすめです。
毎月15日にご予約を開始、月末にご予約を締切、翌月の15日に発送いたします。
また、オフィスでのご使用など、大量に契約いただける場合は別途、CONTACT よりご相談くださいませ。